The Ultimate Guide to Road Bike Wheels

ロードバイクのホイールセットの構造

ハブ :   ホイールセットは中心にあるハブを中心に回転します。後輪のハブにはラチェット機構が付いており (固定ギア自転車に乗っている場合を除く)、これにより自転車は自由に惰性走行できますが、ペダルを踏むと必要に応じて前方に駆動されます。ハブの内部にはベアリングが入っており、そのベアリングを中心に車軸が回転します。ホイールセット全体をバイクに固定するのはこの車軸です。また、ブレーキ ディスクを取り付けることもできます (ディスク ブレーキ用に設計されている場合)。

スポーク :   ハブをリムに接続する金属ワイヤー、場合によってはカーボンファイバー。各ホイールのスポークの数と材質の選択が重要です。ほとんどのホイールセットでは、スポークに張力がかかっており、これがホイールセットの構造を決定します。

乳首 :   リムの端（通常）では、スポークはニップルと呼ばれる特別なナットにねじ込まれています。ニップルのスポークの張力を調整することで、ほとんどのホイールセットのぐらつきを修正できます。

リム :   リムはホイールセットの外側にあり、タイヤを保持し、リム ブレーキ付き自転車のブレーキ面をサポートするために使用されます。

ロードバイクホイールセットの種類

ロードバイクがその用途 (レース、エンデュランス、エアロダイナミクス、グラベルなど) に応じて分類されることが増えているのと同様に、ホイールセットも同様のカテゴリーに当てはまります。

自分のライディング スタイルとホイールセットのアップグレードの目標を把握しておくと、適切なオプションをすばやく絞り込むことができます。

クライミングホイールセット

Hunt の 991g Hill Climb SL は、クライミング専用ホイールセットです。

重量は登山時に最も顕著になるため、登山に適したホイールセットは通常、軽量を念頭に置いて設計されています。これらのホイールセットは通常、リムの深さが浅く、スポークの数が少なくなります。

このタイプのホイールセットのもう 1 つの利点は、乗り心地に反映されます。一般的にリム形状が深くなるほど乗り心地は粗くなります。 つまり、登山用ホイールセットの方が快適な場合が多いのです。

ホイールセットの重量が 1,500 グラム未満で、空力特性を主張していない場合、通常はクライミング ホイールセットとして分類できます。予算に制約がない場合、超軽量クライミング ホイールセットの重量は 900 グラムから 1300 グラムの間である必要があります。

中深度の空気力学ホイールセット

35 ～ 50 mm のリムの深さは、ミッドセクションの空力ホイールセットとみなされます

空力ホイールセットは、余分な労力をかけずに速度の利点を追加し、 「よりプロフェッショナルな外観」。空力ホイールセットは通常、リムのセクションが深くなり、リムの深さは約 35 mm から始まるのが一般的です。通常はカーボンファイバーで作られていますが、合金のオプションも用意されており、ほとんどがディスクブレーキ用に設計されています。

近年、空力設計の進歩に伴い、このタイプの中深さホイールセットの人気が高まっています。後述するハイプロファイルホイールセットと比較して、軽量性、乗り心地、空力性能のバランスに優れています。

注目度の高い空力ホイールセット

50 mm 以上の深いリムはハイプロファイルとみなされます

スピードを優先する場合、 50 mm 以上のハイプロファイルリムは、より少ない空気抵抗で空気を切り裂く可能性があります。

ただし、余分な深さは強い横風の中で走行するときに問題を引き起こす可能性があり、重量が増加することが多いため、タイムトライアルや高速スプリント以外では中程度の深さのホイールセットが一般的な妥協策となっています。空力ホイールセットでレースをするライダーは、レース以外でも使用できる補助輪を持っていることがよくあります。

トレーニング /冬用ホイールセット

毎日のトレーニング用ホイールセットは、日常的な磨耗に耐えられる必要があります。

スピード、低摩擦、軽量はレーシングホイールセットにとって優先事項ですが、トレーニングや 「日常用」ホイールセットは耐久性があり、衝撃に耐えることができなければなりません。

リムブレーキバイクの場合、特に冬場の走行中に、使用とともにリムのブレーキ面が徐々に摩耗していきます。したがって、安価なトレーニングホイールのセットを装備すると、高価なレーシングホイールを効果的に保護し、寿命を延ばすことができます。カスタムの手作りホイールセットは、スポークとリムの交換が比較的安価で簡単なので、良い選択肢です (詳細は下記を参照)。他の選択肢としては、部品交換がそれほど高価ではない、大手ブランドのエントリーレベルのホイールセットがあります。

このタイプの使用の場合、ホイールセットの重量は 1500g ～ 1800g で、価格も手頃であることが予想されます。エントリーレベルのホイールセットの重量は 1900g 以上になる場合があります。

タイヤの種類

ロードバイクのタイヤには 3 種類あり、それぞれに特定のリムが必要です。

クリンチャータイヤ

ほとんどのロード ホイールセットはクリンチャー タイヤを使用するように設計されており、その多くはチューブレス対応でもあります

用語 「クリンチャー」とは、空気を保持するために別個のインナーチューブを使用し、タイヤのビードをフック付きリムに押し込んで所定の位置に固定する標準タイヤを指します。

ロードバイクで最も一般的なタイプのホイールセットです。通常、タイヤの種類が記載されていない場合は、クリンチャーであると考えて問題ありません。

チューブレスタイヤ

チューブレスタイヤはシーラントを使用して使用されます

チューブレステクノロジーはマウンテンバイクでは長い間使われてきましたが、現在ではロードバイクのホイールセットに深刻な影響を与えています。

名前が示すように、チューブレスタイヤはインナーチューブを必要としません。 —車のタイヤと同じです。代わりに、シーラントとチューブレス対応リムを使用して、本質的に気密な真空システムを作成します。

メーカーは、インナーチューブを取り外すことで転がり抵抗を軽減し、低い空気圧でのパンクのリスクを排除し、走行中にシーラントによって小さな穴を塞ぐことができると主張しています。

チューブラータイヤ

チューブラータイヤは特別な接着剤でリムに固定する必要があるため、専門の整備士に助けを求めるのが最善です

チューブラータイヤ（しばしば「チューブラータイヤ」と略されます） 「タブ」）は、最も古いタイプのロードバイクタイヤです。通常、完全に密閉されたタイヤ ケーシングにインナー チューブが縫い付けられており、適合するリムに接着またはテープで貼り付ける必要があります。チューブレスチューブラータイヤ (インナーチューブのない気密チューブラータイヤ) も存在しますが、これは比較的一般的ではありません。

チューブラー タイヤの主な利点は、チューブラー ホイールセットが比較的軽量であることです。これは、クリンチャー タイヤやチューブレス タイヤの高い内圧に耐えられるリムの素材を使用すると、かなりの重量が増加するためです。

チューブラータイヤは短距離のフラット走行も可能で、レースで有利になります。

こうした理由と伝統により、チューブラー タイヤとホイールセットは依然としてプロのレースシーン (ライダーが自分でパンクを修理したり、新しいタイヤの購入にお金を払う必要がない) や登山イベントで主流ですが、状況は変わり始めています。

ロードリムの材質

最新のホイールセットの材料には、カーボンファイバーまたはアルミニウム合金の 2 種類が一般的です。

アルミニウムは通常、以下のホイールセットに使用されます。 £800 / $1200 / $1500 AUD、カーボンファイバーホイールセットの場合、通常これより高い価格が設定されます。

ロードバイクのフレームと同様に、カーボンファイバーは、剛性、重量、空気力学が優先されるパフォーマンス レーシング ホイールセットの標準素材となっています。

アルミニウムは依然として、特に湿った状態でのアルミニウム合金ブレーキ ホイールセットのブレーキ性能のベンチマークを確立しています。近年、カーボンファイバーリムがこの分野で大きな進歩を遂げています。ただし、自転車にディスクブレーキが搭載されている場合は問題ありません。

ロードホイールセットの直径

標準的なロードバイクのホイールセットのサイズは、 700c は、空気を入れたタイヤを含むホイール直径のおおよそのメートル法にちなんで名付けられました。

一部のブランドは、ジオメトリを改善するために小さなフレーム サイズで 650b ホイールセットを指定します。650b はグラベル バイクにとってもう 1 つの重要なオプションですが、現代のロードバイクの大多数は 700c ホイールセットを使用しています。

ロードバイクのタイヤをよく見ると、23-622 や 25-622 などの番号が表示されることがあります。これらの数値は国際タイヤ サイズ規格であり、最初の数値はタイヤ幅 (23mm、25mm) を示し、2 番目の一連の数値 (この場合は 622) は 700c リムに適合するように設計されたタイヤ ビード シート直径 (BSD) を示します。

ロードリム幅

リム幅は空気注入後のタイヤのプロファイルに影響します

その間 622mm のホイール直径は業界標準ですが、リム幅は業界標準ではありません。

最近では、より大きなタイヤ容積とより堅牢なホイールセットを提供するワイドリムへの傾向があり、より快適な乗り心地、より良いバイクコントロール、より低い転がり抵抗、そして潜在的にパンクの減少を実現します。

混乱を招く可能性があるのは、ブランドによってリム幅の表示基準が異なり、外側の幅を表示するものと内側の幅を表示するものがあることです。

内幅を見ると、14mm 未満は非常に狭いとみなされ、20mm 以上は幅が広く、その中間のタイヤは一般的な 25mm タイヤに十分ですが、幅の広いリムにも快適に装着できます。

内幅はタイヤのプロファイルに影響を与えるため重要です。リムの内幅が狭いと、タイヤの断面が「電球」のような形状になり、接地面が減少してグリップ力が低下する可能性がありますが、内幅が広いリムは接地面が平らになり、サイズが大きくなります。

レースをする人にとって、幅の広いリムは、リムがよりスムーズにタイヤに移行できるため、より空気力学的に優れていることがわかっています。これは、幅の広いロードタイヤを使用すると、リムの幅が広くなり、より滑らかな翼形を形成できるためです。

アクスルサイズ

あなたのロードバイクが最近製造された場合 20 年前に使用され、合金ブレーキが装備されており、おそらく幅 130mm のリア アクスル (130mm QR または 130 × 9mm と表記) と 100mm (100 QR または 100 × 9mm) のフロント アクスルを備えています。

しかし、ディスク ブレーキの導入によりこれが大きく混乱し、しばらくの間、ディスク ブレーキを備えたバイクには複数の規格があり、そのほとんどはマウンテン バイクのスルー アクスル クイック リリース設計を借用していました。

ロード ディスク ブレーキを早期に採用している場合、最も安全な方法は、自転車メーカーが提供する仕様を参照して、車両で使用されている特定の規格を確認することです。

そうは言っても、業界は最終的にロードディスクブレーキバイクの統一規格、つまりフロント100mm、リア142mmのスペースを持つ12mmスルーアクスルに落ち着いたようです。

フリーハブボディとドライブトレインの互換性

リアハブの右側にあるフリーハブ本体は、ドライブトレインカセットを固定し、後輪を駆動する部品です。ほとんどの場合、 11 スピード設計には下位互換性があり、フリーハブ ボディをドライブトレインのブランドと一致させることが重要です。

Shimano/sram 11 スピード フリーハブ ボディ

DT Swiss の GRC1400 後輪のフリーハブ ボディは、Shimano 11 スピード、SRAM XD、および 12 スピード ロード互換 SRAM XDR 規格と互換性があります。

ただし、すべてのホイールがこれほど幅広い互換性を備えているわけではありません。 このスプラインシステムは昔からあまり変わっていません 11 スピードではより広いフリーハブ ボディが必要になることを除いて 20 年。シマノ互換の 11 スピード フリーハブ ボディには通常、8 スピード、9 スピード、または 10 スピード カセットに使用できるスペーサーが含まれています。

SRAM 11 スピード カセットはシマノのスプライン システムを使用しているため、相互互換性があります。例外は、XD ドライブ用に設計された新しい SRAM カセットです (詳細は以下を参照)。

シマノ12速

これはシマノの 12 スピード マイクロ スプライン カセットです。シマノ 12 スピード ロード カセットとは互換性がありません。

シマノの新しい 12 スピード カセットとフリーハブ ボディも、12 スピード MTB カセットで使用されるマイクロ スプライン フォーマットとは異なりますが、より小さく、より多くのスプラインを備えた新しいスプライン パターンを使用しています。新しい設計は、12 スピード Shimano ロード カセットが 11 スピード カセットと下位互換性があることを意味しますが、新しいスプラインを備えたフリーハブ ボディに 11 スピード カセットを取り付けることはできません。

カンパニョーロ フリーハブ ボディ

Campagnolo フリーハブ ボディの直径とスプラインは Shimano/SRAM とは大きく異なります。 Campagnolo ドライブトレインを使用する場合は、フリーハブ ボディが一致していることを確認してください。多くのアフターマーケット ホイールセット ブランドはフリーハブ ボディを交換部品として販売しているため、カンパニョーロ ホイールセットをシマノに交換したり、その逆も可能です (シマノ ブランドのホイールセットは重要な例外です)。

とはいえ、11 スピードの Campagnolo フリーハブ ボディは Shimano または SRAM の 11 スピード ドライブトレインに完全に適合する可能性があります (またはその逆)。したがって、この場合、フリーハブ ボディを交換する必要はありません。

カンパニョーロが 12 スピードに移行したとき、既存の 11 スピード カンパニョーロ互換フリーハブ ボディに適合するように、12 スピード チェーンとカセットの幅を狭めただけです。

最新の Campagnolo ホイールセットは、N3W と呼ばれる新しい規格を採用しています。これは、Ekar Gravel キットと互換性のある短いフリーハブ ボディを使用しています。 Campagnolo は、N3W フリーハブ ボディに取り付けて、ロード用フリーハブ ボディも受け入れることができるエクステンダーを提供しています。

Sram Xd および Xdr ドライバー

XD ドライバーは、11t 未満のギアの使用を可能にする SRAM のソリューションです。

1x および 12 スピードのドライブトレインの人気の高まり (およびその後の 11t 未満のギアの必要性) により、相互互換性チャートに問題が生じています。

SRAM のソリューションは、オフロード用の XD ドライバーとロード用の XDR ドライバーであり、これらは本質的には、最小 9 トンのカセットを可能にする新しいフリーハブ ボディ規格にすぎません。

チューブレス タイヤやディスク ブレーキと同様、このテクノロジーはもともとマウンテン バイクで生まれ、その後 SRAM の AXS グループセットの導入によりロード ホイールセットに採用されました。 XDR フリーハブのボディは XD よりわずかに幅が広いため、MTB カセットを XDR ボディに (スペーサーを使用して) 取り付けることはできますが、その逆はできません。

フリーハブ本体のラチェット速度

フリーハブ本体の見落とされがちな特徴の 1 つは、係合点の数または係合角度とも呼ばれるラチェット速度です。ハブには通常 18 個以上あります エンゲージメントポイント 360度回転ごとに 、しかしそれ以上の機能を提供するハブ エンゲージメントポイント より速い加速とコーナリング感覚を提供できます。一般的な値は次のとおりです。 24 と 48 ですが、一部のハブ設計ではこれよりも高くなります。一部のブランドの引用 エンゲージメントポイント 、他の人はハブのことを教えてくれますが、 噛み合い角度 、つまり 360 度をその数で割ったもの エンゲージメントポイント 。

ロード ホイールセット ブレーキ

リムブレーキは長い間ロードバイクの標準でした。しかし、上で述べたように、自動車、オートバイ、マウンテンバイクで実績のある技術であるディスクブレーキは、すぐにロードサイクリストに採用されました。ディスクブレーキは、意思決定プロセスに別の要素を追加します。

ディスクブレーキロードホイールセット

ディスクブレーキはパフォーマンスロードバイクの標準装備になりました

ディスクブレーキホイールセットは、ホイールセットにブレーキディスクを取り付けるためのマウントが付いているのが特徴です。

これらのブレーキ ディスクは制動時にホイールに多大な力を加えるため、ディスク ブレーキ ホイールセットは通常、スポーク数が多くなり、重量が若干増加します。

一方、ディスク ブレーキ ホイールセットのリムは、制動面として機能する必要がないため、より軽量で空力特性に優れています。

ロードバイクにディスクブレーキを取り付けるのは、ホイールを交換するほど簡単ではないことに注意してください。フレームとフォークもディスク ブレーキを受け入れるように設計されている必要があります。

ディスク ブレーキ ホイールセットを購入する場合、ブレーキ ディスク マウントにはセンター ロックと 6 ボルトの 2 種類があることに注意してください。

センターロックは元々スプライン方式です。 Shimano はロードバイクのホイールセットでは多かれ少なかれ標準です。アダプターを使用することで6ボルトブレーキディスクにも使用できます。 6 ボルト ホイールセットには 6 ボルト ブレーキ ディスクのみを取り付けることができます。

リムブレーキロードホイールセット

リムブレーキは現在、主にエントリーレベルのロードバイクで使用されています

ロードバイクのホイールセットの多くは依然としてリム ブレーキで使用するように設計されており、リムは一貫したブレーキ面を提供する必要があります。

これが、プレミアムアルミニウムリムが次のような機能を提供すると主張する理由です。 「機械加工された」表面。通常、均一なブレーキ表面が保証されます。

砂利道でブレーキをかけると、時間の経過とともにブレーキパッドだけでなくリムも摩耗します。摩耗したブレーキ トラックは、ロード タイヤの高圧によってリムに亀裂が入ったり、爆発したりする可能性があるため、危険です。リムの表面に小さなへこみや溝がないか確認してください。これは摩耗の兆候です。消え始めたら、リムまたはホイールを交換する時期です。

カーボンファイバー製リム ブレーキ リムは、特に濡れた状態や長く険しい山の下りなどの極端な状態では、ブレーキング時のパフォーマンスが低下することが多く、専用のブレーキ パッドが必要です。日常使用にカーボンファイバーホイールセットの使用を検討している場合、またはカーボンファイバーホイールセットとアロイホイールセットの切り替えを検討している場合は、ブレーキパッドも交換する必要があるため、この点に留意してください。

スポーク

スポークはハブをリムに接続します。一般に、スポーク数が多いホイールは強度と耐久性が高くなりますが、重量が増加し、空力学的に若干のデメリットが生じます。

通常、スポークはステンレス鋼線から作られ、冷間鍛造されてからねじ切りされます。一部の高級ホイールには、アルミニウム、カーボンファイバー、さらにはチタン製のスポークが使用されている場合があります。

高品質のホイールセットを組み立てる場合、適切なスポーク張力が重要です。緩すぎるとスポークが緩む可能性があり、常に曲げ続けると最終的にはスポークが折れたり、リムに亀裂が入ったりする可能性があります。きつすぎると、スポーク接続点でリムに亀裂が入ったり、ニップルが破損したりする危険性が高まります。

ホイールセット一式 Vs. カスタムホイールセット

完成したホイールセットとカスタム ホイールセットのどちらが優れているかという問題は、サイクリストの間で常に議論の的となっています。

紛らわしいことに、完成したホイールセットは、実際には少なくとも部分的に手作業で組み立てられることがよくあります。ただし、主な違いは、完成したホイールセットは正確な仕様に合わせて組み立てられており、多くの場合、独自のスポークとリムの設計を備えた既製のアイテムとして購入できることです。

カスタム ホイールセットはより古典的なアプローチを採用しており、ハブ、スポーク、ニップル、リムを個別に購入し、ライダーの個々のニーズに基づいて最適に選択できます。

一般的にレース用ホイールセットはコンプリートオプションとして販売されることがほとんどです。大手ホイールセット ブランドは、スポンサー付きチームを通じた研究、開発、マーケティングにより、この分野を独占しています。カスタム ホイールセットは、トレーニング、長距離、日常使用によく使用されます。もちろん、その逆の例もあります。

中古ロードバイクホイールセット購入ガイド

中古自転車を購入する場合と同様、購入の際は使用頻度とホイールセットのメンテナンス状態が最も重要な考慮事項となります。最初のステップは、ホイールセットが真っ直ぐかどうかを確認することです。ホイールセットを回して曲がっていないか確認します。

リム: ブレーキ面 (リム ブレーキ ホイールセット) の摩耗を確認します。面は平らで、へこみがないはずです。傷がないか確認し、次にリム全体、特にスポークの周囲に亀裂がないか確認します。

スポーク: すべてのスポークが真っ直ぐで、へこみや傷がないことを確認します。一度に 2 本のスポークを絞る —右側のすべてのスポークはほぼ同じ張力を感じる必要があります。次に、左側でも同じことを行います。同様に感じられるはずです。リムはスポークの張力によって形状が保持されているため、凹凸はリムが曲がっていることを示します。

ハブ: ハブ軸を掴んでホイールセットを回します。ベアリングは抵抗やガタつきなく自由に回転する必要があります。前方に回転させると、フリーハブ本体が回転して噛み合うことを確認します。また、フリーハブ本体がキットと互換性があることを必ず再確認してください (上記の通り)。

ホイールセット用語集

• アクスル (Axle) : 車軸はフレームとフォークのドロップアウトに接続され、ホイールセットは車軸を中心に回転します。ロードバイクの車軸は通常中空です。
• ブレードスポーク (Bladed spoke) ：抵抗を軽減するフラットスポーク設計。ブレード付きスポークはハイエンドのホイールセットで一般的であり、工具を掴むためのエッジを提供するのにも役立ち、より高いスポーク張力を可能にします。トップスポークブランドの DT Swiss と Sapim はどちらも、自社の最高のブレードスポークは最軽量のオプションであるだけでなく、最も強く、最も耐久性があると主張しています。
• バテッドスポーク (Butted spoke) ：スポーク中心を外側よりも細くする加工。正しく行えば、耐久性が向上し、重量が軽減されます。ダブルバテッドとは2つの異なる厚さを意味し、トリプルバテッドとは3つの異なる厚さを意味します。
• カートリッジベアリング  (Cartridge bearing) : このシステムでは、ベアリングはボールベアリングと内輪および外輪を備えたオールインワンハウジングに収められています。アウターレースはホイールセットハウジングに圧入され、アクスルはインナーレースに接触します。これらのアイテムは使い捨てとみなされ、古いものがノックアウトされ、新しいものが押し込まれます。
• センターロック (Centrelock) : ブレーキディスクをホイールセットに取り付けるためのシマノの爪システム。
• クリンチャー (Clincher) : ロードバイクで最も一般的なタイプのタイヤシステム。ここでは、タイヤのビードがリムのフランジでロックされます。非チューブレスクリンチャーは、インナーチューブを使用して空気圧を維持します。
• カップアンドコーンベアリング (Cup and cone bearing) : カップアンドコーンベアリングは一体型ベアリングの代替品です。これは、エントリーレベルのホイールセットとシマノが販売するすべてのホイールセットで最も一般的に見られます。これらのホイールセットには、調整可能なテーパー状の内側シートを備えた恒久的な外側ベアリング シート上で動作するルーズ ボール ベアリングが装備されています。
• 皿 (Dish) : ハブに対するリムの相対位置。ほとんどすべてのフレーム設計では、リムがホイールセットの上の中央に完全に配置されている必要があります。
• 二重壁リム  (Double-wall rim) : リムの内部断面を指します。シングルウォール リムには、スポークの接続とタイヤの装着に使用する材料の層が 1 つだけありますが、ダブルウォール リムには 2 つを分離する材料の層が追加されます。この追加の層によりボックス型セクションが作成され、リムの剛性とホイールセットの耐久性が大幅に向上します。
• フリーハブ本体 (Freehub body) : 後輪にある機構で、ペダルを踏まずに惰性走行したり、後ろ向きにペダルを漕いだりすることができます。
• スポークフランジ (Spoke flange) : ハブのスポークが接続されている部分。
• スポークゲージ (Spoke gauge) ：スポークの太さを指します。最も一般的なのは「14G」で、通常は直径2mmに相当しますが、「15G」はさらに薄く1.8mmです。したがって、「直径スポーク」は単一の直径を持ちますが、最も一般的なダブルバテッド スポークは 2/1.8/2mm の直径を持ち、「14/15G」と呼ばれることもあります。